FTPを用いて離れた場所のデータを測定する方法

ftp_vpn
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ビジネス

(この記事のキーワード: FTP、VPN、IPsec固定グローバルIPアドレス)

こんにちは。
理系大学で研究を行っているあつあげです。

今回研究にて、データロガーで取得したデータを離れた場所にある研究室へと転送できるようになりました。

しかし、この設定が素人のぼくには大変だった…。
ネットワークに関するページは完全な素人には正直むずかしかったです。

そこで、設定を終える前の「ネットワークのネの字も知らない自分」に向けて分かりやすく説明していきたいと思います。
分かりやすさと取っ付きやすさを最優先したため、厳密には違う点も多々あるかと思いますがご容赦ください!

システム概要(準備する装置)

物理的に離れた場所のデータを転送するのか?
まずはここから説明していきますね。

1.FTPを使ってデータを転送する。

「FTPとはなんぞ?」という方のために一言でいうと、FTPとはファイルを転送するサービスのことです。
インターネット上のサーバーにファイルをアップデートしたり、サーバからのファイルをダウンロードするのに使います。

ファイルを入れておけるサーバーをFTPサーバー。
FTPサーバーからファイルを取り出したり、転送したりする方をFTPクライアントと呼びます。

今回の場合はデータロガーがFTPサーバーとして設定できる機能を持っており、ロガーで取得したデータをそのままサーバーに入れることができるのです。

FTPクライアントにはPCを使用しますが、その際にはFTPクライアントソフトが必要となります。
今回使用したのはFFFTPというフリーソフト。FFFTPはセッティングが簡単で、何かわからないことがあっても多くの人が使用しているので解決法を探すのが容易です。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/ffftp/

FTPサーバーを構築し、FTPクライアントソフトとの接続ができるようにする。
(FTPサーバーの構築方法はデータロガーの説明書を参考をご覧ください)

2.データロガーをインターネットに接続する

FTPを使えばファイルを転送することが分かりました。

しかし、データロガーはインターネットにつながっていません。
そこで、ロガー(FTPサーバー)とPC(FTPクライアント)を繋ぐためには、ロガーをインターネットに接続する必要があります。

そのために、今回はsimカードを用いました。
スマートフォン用の格安simのイメージが強いかと思いますが、データ送信用としてもsimカードが使えるんです。

このとき、simカードのオプションとして「グローバル固定IPアドレス」を設定してもらいました。

IPアドレスというのはコンピュータ―の住所のようなものです。
家には住所が定められているから手紙を届けられるように、IPアドレスが定められることによってアドレスを持つ端末を特定することができるんです。

“グローバル固定“IPアドレスというのは、そのIPアドレスが世界中のインターネット上で唯一ひとつしかないことを示しています。

なので、simに割り振られた固定IPアドレスを知っていれば、ルーターおよび、ルーターと接続されたロガーにアクセスすることが可能になります。

データロガーにインターネットからアクセスするために、固定IPアドレスを割り振る。

3.PCとデータロガーをつなぐ

悪意のある利用者からの攻撃を防ぐために、IPアドレスを知っていたとしても誰もがアクセスできないように設定されています。

そこで、VPN接続を用いることで研究室のPCとルーターを繋ぎます。

VPNとはインターネット上でも、まるでプライベートの通信ができるようにするための技術です。

VPNの設定方法はこちらで解説していきます。