株価急落・世界経済崩壊の原因ドイツ銀行危機を分かりやすく解説するよ

ドイツ銀行危機原因解説 投資

リーマンショックを超える世界恐慌がいま起きようとしています。
これは決して都市伝説の類ではなく、世界中の経済評論家がずっと警鐘を鳴らしてきた大問題です。
(日本ではあまり報道されていませんが…)

ドイツ銀行の倒産は2016年頃から叫ばれ続けてきましたが、ついにもう世界各国がお手上げ状態。煽るような言い方をすれば大恐慌がほぼ決まったようなものです。

そこで、ドイツ銀行危機はなぜ起き。解決が不可能なのか?
そして、私たちがすべきことはなんなのかをまとめていきます。

ドイツ銀行問題とは?

ドイツ銀行というのはドイツの民間銀行です。
中央銀行のような名前ですが、日本でいう三菱UFJ銀行のような民間企業になります。

ドイツの金融を支え続けた大手銀行。
同じく、工業でドイツを支えるフォルクスワーゲンにも多額の融資をしており、メルケル首相とも蜜月の仲であると言われています。

そのドイツ銀行はもはや倒産寸前であり、株価は10年前の10分の1。
もはや、後で詳しく説明しますが誰が見ても今にもつぶれそうな状態に陥っています。

なぜ、ドイツの民間銀行の倒産がリーマンショックを超える世界的大恐慌を引き起こすのでしょうか?
その理由は人類が生んだ“悪魔的”金融商品であるCDSにあります。

ドイツ銀行危機・世界恐慌の原因!CDSとは?

CDS(Credit default swap)はデリバティブの一種。
デリバティブとはなんぞ?という人のためにざっくり言うと、頭のいい人たちが金融工学を用いて勝手に作った金融商品のこと。
デリバティブのメリットとしては株式や為替そのままよりも、リスクを抑えた商品であったり、逆にリスキーだけど利益の出やすい商品を作ることができることです。
(一方で机上の空論と呼ぶ人もいますが…)

CDSをこれまたざっくり説明すると、倒産したときの保険みたいなものです。

AさんがBさんからお金を借りていたとします。

Aさん「Bさんからお金借りたけど返せないよ…」
Bさん「えっ!どうしてくれんだよ!?」
Cさん「Bさん。私からCDSを買ってよ。もし買ってくれるならAさんがはダメになった時には私が肩代わりするから!そのかわりCDSは高いけどね!」

このように、CDSを売った人はいざというときの借金の肩代わりをする。という約束の元、借金を回収できなそうな人にCDSを買わせます。

そしてこのCDS。手数料が高く、倒産しない限りずっと儲かる、売る側としてはとても”おいしい”商品だったのです。
世界中の金融機関はCDSを売りに売りました。

リーマンショック以前の社会では、大手の金融機関や国が倒産することなど考えられなかったからです。

しかし、そんな中で起きたのがリーマンショック。
世界的恐慌が起き、安泰と思われていた国家・企業の中にも破綻の危機に陥るものが表れました。

その中の一つが2010年のギリシャです。
実は経済規模においてギリシャは埼玉県ほどの規模しかありません。
では、なぜそんなに小さい国家の危機で世界中の大問題となったのでしょうか?

それは、EUの金融機関がギリシャに関するCDSを大量に発行していたためです。
もしもギリシャがデフォルトしていたら、ドイツ銀行は50兆円もの負債を背負うところでした。

そして、ドイツ銀行がデフォルトした場合、ドイツ銀行に関するCDSを持っている世界中の金融機関が連鎖で損失を被ることになるんです。
(ちなみに日本にもドイツ銀行のCDSを保有している金融機関があります)

CDSは世界中で非常に複雑に売買されています。
そこで、一つがダメになると連鎖的にCDSでつながっているすべての機関・国家がダメージを受けてしまいます。

その影響を受けるのはもちろん日本も含まれており、リーマンショック後に見られた不況。
100社受けても内定をもらえない大学生、ブラック企業で過労死する労働者の増加といった社会問題が再び生じる恐れがあるでしょう。

また、資産運用を行っている人は特に要注意。
一時的に資金を相場から引き上げることをおすすめします。

なぜドイツ銀行はもう救えないのか?

「世界中に影響が出る問題なら、誰かがドイツ銀行を助けるでしょ!」
そう思われた方もいるかもしれません。
実際にドイツ銀行問題を解決しようといていた人・団体はありました。
しかし、誰も解決することはできなかったのです。

まず、ドイツはどうでしょうか。
先程も言ったようにメルケル首相はドイツ銀行と深い関係を持っています。
なんとか国から援助を出すのが筋でしょう。

しかし、メルケル首相は現在かなり苦しい状況に置かれています。
ドイツのとある選挙から「メルケル帝国崩壊」の足音が聞こえてきた
ドイツのとある選挙から「メルケル帝国崩壊」の足音が聞こえてきた

ここまで進行してしまった重大な問題を解決まで推し進めるだけの力は今のメルケル政権にもありません。
もし、痛みを伴う解決をすすめようとすると国民からのバッシングを受けるため、ほかの政党もドイツ銀行問題には近づこうとしないのです。

また、ドイツが抱える問題は他にもあります。
それが、2015年に発覚したフォルクスワーゲンの排ガス不正問題です。

フォルクスワーゲンは不正によって何兆円のも訴訟費を請求されており、かなり厳しい状況に追い込まれています。
このフォルクスワーゲンのメインバンクこそ、ドイツ銀行なのです。

つまり、ドイツ銀行はフォルクスワーゲンに多額のお金を貸しており、フォルクスワーゲンがつぶれたらドイツ銀行もヤバイのでいまさら見限るわけにいきません。

さらに厄介なことに、ドイツ銀行はフォルクスワーゲンのCDSを大量に持っています。
したがって、

フォルクスワーゲンが倒産
→ドイツ銀行が倒産
→ドイツ銀行のCDSを持つ世界中の金融機関・企業が倒産
→リーマンショックを超える世界恐慌へ突入
となってしまうんです。

ドイツといえば、勤勉で世界をリードする工業大国をイメージする人も多いかと思いますが、内情はボロボロです。

政権は国民に支持されていない、国を背負う企業は今にも倒産寸前、そして国内メガバンクも風前の灯火。

日本でいうと、「自民党」「TOYOTA」「三菱東京UFJ銀行」の全部がダメダメな状態。
考えただけで辛くなってきますね。

つまり、ドイツにはドイツ銀行を救う力がないのです。

中国の大財閥!海航集団による買収

そこで、ドイツ銀行に目を付けたのが中国。
中国で1,2を争う大財閥の「海航集団」がドイツ銀行の株を買い占め、大株主となります。

飛ぶ鳥を落とす勢いで成長する中国資本の手に渡り、なんとか救われるかと思われたドイツ銀行。
しかし、米中の貿易戦争に巻き込まれ中国経済は勢いを無くしていきます。
それに伴い、海航集団の経営も悪化。
2018年の9月に海航集団はドイツ銀行株を手放していくことを発表しています。

また、海航集団のトップ2はフランスで謎の不審死を遂げているとのこと…
まるで映画の世界のようですよね。
転落死海航集団

ヘッジファンドに目を付けられたドイツ銀行

2015年ごろから問題視されていたドイツ銀行危機。
2018年の冬になってさらに注目を浴びているのは、ヘッジファンドの攻撃が理由の一つです。

つまり、世界的なヘッジファンド達がドイツ銀行が倒産すれば儲かる方に賭けており、その実現のためにドイツ銀行に空売りを仕掛けているのです。

ドイツ銀行が破綻すれば世界中に混乱が訪れることは自明。
ヘッジファンドも良心からか今まではドイツ銀行に対して、破たんにつながるようなアクションはしていませんでした。

それが、最近の情勢を見るにドイツ銀行はどうやっても手遅れだと踏んだのでしょうか。
どうせつぶれるならと、自分達は利益を得ようと空前絶後の空売りを仕掛けています。

ちなみに2018年の秋にトルコリラの急落がありましたが、それもヘッジファンドが仕掛けたものです。
本丸のドイツ銀行をゆするのではなく、より不安定なトルコを倒してから、ドミノ倒しのようにドイツ銀行までつなげたほうが簡単だと判断したのでしょう。

CDSという鎖でつながれた各国の金融機関は誰かが転落すると全員転落死します
いつ、何のきっかけでドイツ銀行が倒産してもおかしくはありません。

迫りくるドイツ銀行危機に対して私たちはどうすればよいのか?

相場に絶対はないのですが、ドイツ銀行の破たんはほぞ100%起きます。
これは僕の思い付きで言っているのではなく、世界中の経済学者・もしくは相場で仕事をしている人たちが確信していることです。

実際に2018年の冬にソフトバンクが上場したりと、資金集めをしていますよね。
これは恐慌に対するソフトバンクの準備であると私は見ています。
孫正義さん、並びにソフトバンクグループはリーマンショックで多大なる被害を受けました。
二度と同じ目にあいたくないのでしょう。近頃のソフトバンクの行動からも読み取れます。

今回はリーマンショック以上の大恐慌なので、淘汰される国々・企業が大勢出ます。
起業は人を雇わなくなり、一部の社員はリストラされ、残った社員は苦しい環境の中で労働を強いられます。

不況になると今よりもランクアップする転職は難しい。
そこで、転職を考えている方は今すぐ転職することをおすすめします。
実感がないかもしれませんが、2018年12月現在はかなりの好景気です。

また、株式を保有している人は資金を引き揚げることを強くおすすめします。

一方で、大恐慌の時に一番大金持ちが生まれるというのも事実。
恐慌が近づいた中、うまく立ち回ることによって資産を倍増させることができるかもしれませんね。
ぼくはプットオプションなどはする気はないですが、恐慌が落ち着いたときに積み立てNISAで投資信託でも買おうかと考えています。

まとめ

リーマンショックを超える金融危機であるドイツ銀行危機について、できるだけ優しく解説を行いました。

正直目をそむけたくなるようなニュースですが、しっかりと向き合って対策していきましょう。

おすすめ記事

456万円?ひふみ投信の利回り・手数料から運用益を試算、不調の原因とデメリットのまとめを徹底考察

2018.11.06

会話が苦手な人必見!初対面の人の心を開く科学的方法、ラポールの築き方とは?

2018.12.01